大ブーム到来!女性一押しの趣味ネットガイドブックがリニューアルします。
航空機は、飛行中も、地上の管制官と常に情報をやりとりしながら、必要に応じて高度を上げたり下げたり、条件のよいルートをとるようにしなければならない。空の天気は刻一刻と変わっているし、飛行ルートによっては、1つの航空機の5分前にも5分後にも、また頭上にも眼下にも別の航空機が飛んでいるという混雑しているところもあるからだ。パイロットの横には、いつも空の地図「航空路チャート」が広げられている。世界のほとんどの航空会社で採用されている航空路図が、アメリカのジェプソン社発行のルート・リニューアルだ。ここには、航空路の名称や目的地、ルートの途中にある地上無線局の種類や周波数などが細かく記されている。別のページには、目的空港の出発や着陸の方法、各空港の注意事項などが詳細に書かれているのだ。1983年9月1日、乗員乗客269人をのせた、アメリカーアンカレッジ発の大韓航空機(ボーイング747)が、サハリン上空で旧ソ連軍機に撃墜された事故を覚えておられるだろうか。このとき、大韓航空機は「R?20」と呼ばれる「空の道」を通って韓国ソウルヘとたどり着くはずだった。しかし、実際には正規ルートの北西600?700mにも外れたコースを1時間半にもわたって飛んでいた。なぜ、飛行ルートを大きく逸脱したまま飛びつづけたのか、地上の管制官から警告を送る手段がなかったのか、多くは謎のままだ。定められた飛行ルートを外れるとどんな危険が起こるかということを、この事故が切実に物語っているといえるだろう。